2024年1月の太田庭石のお仕事で、岐阜市鏡島の鏡島弘法乙津寺様の敷地内の整備工事をご紹介します。
日本の植木生産地を代表する千葉県より、片岡造園さんの松の大株根巻作業をご紹介します。
芸術的な根巻完成形は、日本が誇る植木職人の技と息の合ったチームワークが表れています。
従来の日本家屋のお庭には実用性を兼ねた蹲が備えられていましたが、現在は観賞用造形としての意味合いが強くなっています。実用性は無きにしろ、蹲は清らかな水が常に動き、生命の源として生活に潤いを与える存在であり、なにより癒しの造形です。
蹲は水鉢そのものといわれることがありますが、正式には手水鉢(水鉢)を取り囲む構造のことをいいます。蹲を構成する石にはそれぞれ名称があり「役石」と総称されます。動画内に各役石の名称を入れた画面がありますので、各役石の意味を連想していただきながら、日本の庭文化の素晴らしさを再認識して頂ければと思います。