庭のDIY 計画編 - 作りたい庭のタイプごとの注意点とアドバイス
お庭をDIYで造園したい方に、庭づくりに成功するために必要な4つのステップ「計画・準備・実行・改善」の最初のステップ「庭づくりの計画」でのアドバイスをお伝えします。

庭のDIY 計画編

庭のDIY - 作りたい庭のタイプごとの注意点とアドバイス

自分のイメージで庭を造りたい・造園してみたいという方は、どこかで見た庭が素敵だと感じ、自分で自由に自分の庭を手がけてみようと立ち上がったはずです。

 

言葉を換えれば、それぞれ「こんな庭が欲しいな」という「計画」を思い描てみえるはずです。

 

庭のDIY_01


庭のDIY_01

 

庭のDIYの夢の計画の例として

  1. 大きな木陰を作る庭木・憧れのメインツリーを植える
  2. 友達を呼べるBBQスペースのある庭
  3. 青々とした芝生が生えそろった庭
  4. 玄関に続く格好いい通路
  5. 子どもが遊べる砂場のある庭
  6. 季節の花々が咲くおしゃれな花壇
  7. 夕涼みに腰掛ける縁側やウッドデッキ

・・・などなど、庭にはたくさん出来ることがあります!

 

太田庭石からのアドバイス

庭のDIY_02


庭のDIY_02

 

    自分の好きな感じというだけでは漠然としすぎていて、何から始めて良いのか分かりませんよね。

     

    まず想像している庭に一番メインとなるもの、一番欲しいものを明確にする事が大切です。

     

    上にあげた7つの計画例に対して、それぞれ太田庭石より庭のDIYで夢を実現するためのアドバイスをお伝えします。

     

    1, 大きな木陰を作る庭木・憧れのメインツリーを植える

    庭のDIY_03


    庭のDIY_03

     

    大きな木陰が出来るメインツリーはそれだけで庭が出来てしまうくらい存在感がありますが、そこまでなるには年数がかかります。大径木の庭木を移植することはDIYでは考えにくいので、やはり幼木から育てることになります。

     

    そこで注意して欲しいのが、植える位置と植える樹種です。

    • 植える位置:年間を通しての日当たりを把握する。夏と冬とでは日当たりが違います。最低でも2カ所から見て感じの良い場所に位置決めします。木が成長したときに、枝がかからない場所にします。
    •  

    • 植える樹種:植えたい木・好きな木が、大きくなるにつれどんな形になるか。成長は早いかゆっくりかなど、その木の特性を把握しておくと、後の手入れにも役に立ちます。大きくなりすぎて伐採しなくてはいけなくなった例は数多くあります。

     

    2, 友達を呼べるBBQスペースのある庭

    庭のDIY_04


    庭のDIY_04

     

    耐火レンガでBBQコンロを作っておけば、いつでもBBQができます。

     

    今日は海外からもおしゃれなレンガが手に入るので、レンガを選ぶだけでも楽しいですね。

     

    カタログや通販で選ぶより実際現物を見て、しかも自分で設計した縮小版を組んでみると、よりイメージが形になりオススメです。

     

    BBQスペースは風向きと、やはり日当たりで位置決めします。台所や水道に近い方が便利です。

     

    3, 青々とした芝生が生えそろった庭

    庭のDIY_05


    庭のDIY_05

     

    芝庭はあこがれの庭の代表です。

     

    芝刈り・雑草除去・灌水・目土入れ・エアレーション・薬剤散布等々、年間を通して手入れができる方にオススメです。

     

    コウライシバ・ヒメコウライシバがポピュラーですが、トヨタ開発のTM9は芝の生長を抑えた手入れの少ない品種も人気です。

     

    4, 玄関に続く格好いい通路

    庭のDIY_06


    庭のDIY_06

     

    玄関アプローチは普段の往来やお客さんが必ず目にする要所です。

     

    お家の外観に合わせて、素材選びから始めるのが良いですね。

     

    歩くたびに動いたり、沈んだりしないように、基盤を締め固めてから行いましょう。

     

    5, 子どもが遊べる砂場のある庭

    庭のDIY_07


    庭のDIY_07

     

    お子さんが遊べる砂場が庭にあったら、公園に行かなくてもいいし、お家からでも目が行き届くので一石二鳥ですね。

     

    そして、砂場の利点は、将来庭木の植穴になることです。

     

    お子さんの成長と共に庭も変化する、庭も家族の歴史です。

     

    砂場なので、水はけの善し悪しは明確で、植栽するときに役立ちます。

     

    日焼けや熱中症対策で、木陰のそば、もしくはパラソルが立てられるスペースに設置すると良いでしょう。

     

    6, 季節の花々が咲くおしゃれな花壇

    庭のDIY_08


    庭のDIY_08

     

    花壇があると、庭に彩りが加わり華やぎます。

     

    腐食しない素材を選びます。レンガを積み上げ囲うのが一般的ですが、土留めしないで穴を掘っただけの自然な花壇もアリだと思います。

     

    ただ、嗜好が変わって家庭菜園になると、ちょっと残念なような気がします。

     

    7, 夕涼みに腰掛ける縁側やウッドデッキ

    庭のDIY_09


    庭のDIY_09

     

    ウッドデッキの自作は、設計から材料運搬などなど大仕事になりますが、部屋が増えたみたいでとても便利です。

     

    基礎をしっかりしておけば、腐食や破損時の取り替えが楽です。

     

    南側のジメジメしていない場所、もしくは腐食しにくい木材を選ぶのが基本です。

     

    値段はしますが、樹脂製のものなど外構取扱店で手に入ります。

     

    天然木には防腐剤を塗布しておくと長持ちし、色も選べます。

     

    色褪せてきたら、また上塗りしてDIYを楽しんで下さい。環境型防腐剤が良いでしょう。