庭のDIY 実行編 - お勧めの庭づくりDIY作業を動画でご案内
お庭をDIYで造園したい方に、庭づくりに成功するために必要な4つのステップ「計画・準備・実行・改善」の3番目のステップ「庭づくりの実行」でのアドバイスを、動画と画像でお伝えします。

庭のDIY 実行編

庭のDIY 実行編 - お勧めの庭づくりDIY作業を動画でご案内

庭のDIY_30


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庭のDIYに必要な「準備」を整えたら、いよいよ造園を自らの手で行う「実行」、つまり造園作業のステップとなります。

 

今まで数多くの造園を手掛けている太田造園より、お庭のDIY作業を効率的に行い、工事に失敗しないコツとノウハウを、動画と画像でご紹介します。

 

是非とも参考にしていただき、お庭づくりに成功して下さい!

 

花壇をつくる

  1. 恵那石で花壇の土留めをつくります。
  2. 石を組み並べる際は土が流れないように、隙間を最小限に合わせていきます。
  3. 合わせるところに土や小石が噛んでいるとピタッとしないので取り除きます。
  4. 座り良く・天端が揃うように石を極め(きめ)、裏込めして固定していきます。
  5. この場合は天然石と使ってランダムに組んでいるので、水平は気にせず、全体が平均的になるように並べています。

 

庭のDIY_32

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土の作業

造園では常に土が一緒にいます。土を自在に操るまでには時間と体力が要りますが、土は地盤・埴土・極め・仕上げなど非常に重要な役目を果たしてくれるので、土を丁寧に・大事に扱うことが大切です。

 

植穴を掘る

  1. 掘る大きさを決め、スコップで大体のしるしを付ける
  2. スコップに足をかけて一回で大盛り掬って掘る
  3. 縁が垂直になるように削りながら土を出す
  4. 掘った土は埋め戻す時に入れやすいように、穴の縁に盛っておくと楽です。
  5. 植木の根鉢(画像:根鉢注釈)の高さより深く掘り、ふかふかの土を真ん中に盛り上げておく。こうすることで根鉢を入れた時に底が安定しやすく、土と密着するので空洞が出来にくくなります。

 

庭石を据える
石の顔を決める

  1. まず石の顔を探します。
  2. 私はこうします。
  3. 庭石を埋めるラインまでの深さを掘り、このまま置いてみて、どういう風に掘るか(どっちに倒れるか)確認します。
  4. この庭石の一番格好いいところを見せます。
  5. 位置が決まりましたが、これだけ隙間が空いています。

庭のDIY_33

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  1. 私はこうします
  2. 埋めるライン
  3. 隙間の1
  4. 隙間の2

 

土極め(つちぎめ)

  1. 土極め(つちぎめ)します。土を入れながら突棒で突き固めます。このとき、石で固定する方法もありますが、土だけで据えた方が安定すると思います。
  2. ワイヤーを抜きます。ワイヤーを引っ張ってみて、動くようなら機械を使わなくても抜けます。バールやスコップの柄にワイヤーを通し、両手で引っ張ります。

 

仕上げ

 

根張りが空かないように土をかぶせ、軽く叩いて土を安定させます。通常は化粧土で仕上げます。

 

セメント

造園するにあたり、セメントは必要不可欠です。 またお庭を改造する場合などで、既存のコンクリートを撤去したり一部を壊す、取り除く作業も必要となるケースがあります。庭のDIYで、一見むつかしいと思われるセメントの練り方、またコンクリートを削る・切る・壊す作業のハツリについて動画と共にご説明します。

 

セメントを練る

造園に不可欠なセメント。石積やレンガなどの目地、通路、立ち物の基礎・・・用途に合わせてセメント配合や固さを調整します。また、季節(気温)によって硬化速度が変化するので、作業工程を計画して扱います。ここでは、支柱設置の基礎セメントを作る工程を動画にしました。

 

 

斫り

普段馴染みのない「ハツリ」ですが、造園では石積や石張の際、出っ張りを取り除いて結合部分を加工したり、コンクリートを剥がし割るときに使います。少しの斫り作業なら、タガネと石頭(セットウ)があれば自在に斫ることができます。タガネの先端が尖ったものと平たいものがあり、それぞれ使い分けます。斫り目に食い込ませるように当て、要らない方向に叩きます。先にカッターで切り込みを入れておくと斫りやすいです。広範囲であれば電動斫り機、もっと大規模で重機に取り付ける斫りもあります。