太田庭石の庭資材として、「灯籠 とうろう」をご紹介します。
今では石工職人も少なくなりました。灯籠の繊細な細工は日本の誇りです。日本の石灯籠は、実に多様な形があり、固有の名称で呼ばれ、歴史を感じさせてくれます。天然の庭石や庭木の中に、人の生活に欠かせない灯や水を便宜良く、尚且つ庭に溶け込むよう配置する事で、庭に一層風格をもたらします。一般的に高さ尺で取引されます。
立ち灯籠は、日本庭のシンボル的存在であり、自然が凝縮された空間の中に明かりを取り入れるという文化的な要素を併せ持ち、その形も実にさまざまで、その作者のその時代の背景を表しています。近年、地震の被害予防のため高大な灯籠は好まれないことに加え、鍛錬の石工職人の減少や機械化で繊細で業のある石製品の生産が減少傾向にありますが、太田庭石では日本の石工職人の技が詰まった石灯籠を守るべく、希少な年代物の造形深いものを中心に多数取り揃えております。
左より順に、利休型 全長1.8m、春日型 全長2.0m、春日型全長1.7m
左: 春日灯籠 全長3.34m 最大幅1.22m 2.95t
右: 春日灯籠 全長3.13m 最大幅1.1m 3.5t
錆御影
坪庭にぴったりの小ぶりの灯籠です。歴史を感じさせる、石工職人オリジナルの造り灯籠だと思われます。彦根城、町屋旧家より入手した灯籠で左の石灯籠が2.5尺、右が1.5尺です。
天然石の良いところを活かし、そのまま灯籠の格好に加工してあるので、景石風の趣があります。鳥海石の荒々しい感じは庭に勢いを与えます。
地面に張り付いたような、大きく広がった足が特徴的です。全体に非常にバランスが良いので、この足が見えるように設置すると価値感が上がります。
6尺を越える大きな山灯籠です。笠と玉のバランスが絶妙で、灯袋の細工も手社業ならではの温かみがあります。
重心が低く、素朴な佇まいの山灯籠です。土台の足は、山脈をイメージするような段流れになっていて、左右非対称の天然ならではになっています。
通路の足元やお気に入りのスポットを、ほのかにライトアップします。電球が入れられるように溝を切ってあります。御嶽石・鳥海山石を使用しています。